
09年01月24日
「統計でウソをつく法」ダレル・ハフ
CEOブログ
講談社ブルーバックス 880円
アマゾンに買い直しだが、奥付を見ると1968年初版で81刷のロングセラー。 前に読んだのが中学生のときだから、おもうと発売されてまもなくだった。
その後の類書は多いが「データの罠 世論はこうしてつくられる」田村秀 集英社新書がおもしろかった。
統計というのは選挙とも、挙手 とも違ってサンプリング調査する。 つまり全体の何パーセントにすぎない。
TV視聴率では一都六県1600万世帯のうち600世帯をビデオリサーチ社が一家に一台だけ置かれた機械で調査している。 TVが一台しかない家の割合は知らないが、それでも0.00375%だ。
これは何で読んだか忘れたが、なるべく稼働率を高めるようにTVをよく見る地区に偏る傾向があるそうだ。 東京都なら江戸川区・足立区などの下町での設置比率が高く、世田谷区・多摩地区などの比率は低い。 所得格差を考えると好まれる番組に偏向が生じる。 どうしても軽くてお笑いな番組に視聴率が高まる傾向にある。 このページ見てる人もそうだるが、見るに耐えない低俗とも言えない「日本語に吹き替えした後進国のTV番組」もどきが蔓延しているのも当然だろう。
そのビデオリサーチの事業にJ-READというのがある。 新聞雑誌の閲覧度を調査するもの。 日本ABC協会が自主申告制であまりにも信頼度に欠けるために作られたらしい。
年に一回程度 全国3万世帯の固定電話に向けて新聞毎、曜日別、地区別、年齢別にテレマをしている。
しかし昼間に固定電話に出て面倒な質問に答えてくれている層とはどんなバイアスだろう。 ほとんど振り込め詐欺被害者に重複しているのではないだろうか。
これとは逆に、インターネット・アンケートに丁寧に答えてポイントをもらいたがる層とはどんなバイアスだろうか・・
渋谷駅前で昼間に、銀座で夜にアンケートしても偏差(バイアス)は明らかだ。
もっと国勢調査に近い、さらに国勢調査以上に実態に近い、地区・年齢・性別のあらゆる階層に迫れる仕組みができないものか。
ネットで答えを得やすい若い層はもっとも安価だし、つぎに固定電話、ケータイ、DM、それでもダメなら類似層を駅前で拾うか、最後はオペレーションは高価だが訪問調査するとかして、最初に設定した母数に近い数と階層のデータを集めることが出来るだろう。
それが出来る可能性があるのはIDBの活用だけだろう。
*自分の田んぼ(DB)に水を in の略を 弊社ではIDBと呼んでいます。


