CEOブログ

10年02月14日

時を越えるカメラ

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「時を越えるカメラ」松本賢 枻出版 680円

  フォーサーズという一眼レフの規格がある。
http://www.four-thirds.org/jp/index.html
 パナソニック(ルミックス)とオリンパス(Eシリーズとペン)それにレンズのシグマにライカなどが陣営のデジタル一眼レフの小型化を図った規格。 それからマイクロ・フォーサーズはさらにミラーボックスを省略して小型化した規格。

 そこから2009年7月に登場したのが新生オリンパス・ペン。
 超小型デジタル一眼レフで、オリンパス・ペンという1960年代で一世を風靡したシリーズの復刻版。ペンはなんと累計1700万台なのだから。
 東京オリンピックを控えた1962・3年頃に、当時小学生だった私の家にオリンパス・ペンが来た。ハーフフィルムと言って高価だったフィルムを二分割つまり画質は落ちるが二倍の枚数が写せる。貧乏な日本の時代にはありがたい仕組みだった。
 堅実な地方公務員で退屈な父だったが、囲碁と写真には時間とカネをさいでいた。 私も夢中で神社や商店街を撮っていた。

 40数年間の空白を経て再投入されたオリンパス・ペン。
かっての末期モデルが世界で唯一の最初で最後のハーフサイズの一眼レフ(オリンパスペンF)だったように、2009年再登場のマイクロ・フォーサーズ規格の一眼レフというのは、あたかも推理小説のように出来すじじゃないだろうか。 とても楽しめるカメラで、外見も性能もすばらしい。 パートナーであり競合でもあるパナソニックはさすがに技術力も製品開発マーケティング力もオリンパスに比べて段違いにすごい。 でもオリンパス・ペンという遺産のようなブランドと真面目な取り組みが違う(男もすなる一眼といふものを・・な路線はどうか)

 私が持っているのがEP-2という発売まもない二代目で、写真にあるのは実は旧ペンじゃなくて私が高校生の頃に愛用していた後継機の35DC。実家で探してもらったが、当時のペンはもうないようだ。

 最近のデジカメは動画機能が当たり前のように付いているが、アートフィルターという画像加工が動画でも撮れる。

http://www.youtube.com/watch?v=1SKjHf1l6yo

出てくる福田和也氏は私と同じくリコーのGRデジタルとペンE-P1を愛用しているそうだ。

 

 「時を越えるカメラ」の初版は2005年で、マイクロ・フォーサーズ規格も新生オリンパス・ペンも知られてなかった頃。 偶然とはいえすごい。 

 半世紀を超えたカメラなのだから。


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