BLOG BLOG 複合材料とデータベース

2008年06月30日

調査チームの天間です。

盆栽とデータベースに続き不思議なタイトルですが、本日の大学院での講義内容が、

複合材料についてで、自社商材に置き換えるとどうなるのか?という事を書いて見たいと思います。

複合材料というのは、文字通り複数の材料を掛け合わせて生成された新たな素材の事ですが、

求められる効果としては、高強度と軽量化が想像しやすいかと思います。
(これらをアンサンブル効果やシナジー効果と言うらしいです)

本日は、その中でも"金属基複合材料"の特徴について学んだのですが、
以下のような特徴があるとの事です。
・他の金属材料よりも強度や弾性率が高い。
・一般に、他の複合材料よりも熱伝導率が高い
・軟らかいマトリックス金属中に硬いセラミックス系の強化材料が分散し耐摩耗性に優れる。
・熱伝導率が高く熱膨張係数が小さい。
・導電性が高い。
・粒子や短繊維で強化されたものは塑性変形が可能で、塑性加工により更に強化効果を上げることができる。

と、このまま書いてしまいますと、先端材料についての話になってしまいますので、

タイトルに戻しデータベースと繋げる訳ですが...

ランドスケイプの商材の一つであるLBCも複合材料と言えるデータベースとなっております。

LBCで構築される法人データベースの特徴として、複数のソースを元にデータを作成する事が

挙げられます。

これは、一社に対して訪問調査を行い、企業の深い情報を収集するのはなく、

"登記簿"、"有価証券報告書"、"公式ホームページ"、"官公庁発行書籍"、各種年鑑、などなど、

複数のデータソースを元に、一つの企業を構築?メンテナンスするという手法です。

この手法のメリットはいくつかありますが、重要視しているのは以下の2点になります。
?様々な形式のデータを名寄せしマッチングさせる事で、ナレッジが蓄積しデータマッチ率が高まる。
?参考となるソース元の多さで、企業の信用度や企業の活力を検討する事が可能となる。
(掲載されるソース元が少なければ少ないほど、活発な活動がなされていない可能性がある
もしくは、掲載されるソースの質(例えば有価証券報告書)により信用度が高まるなど)

前者は、金属基複合材料における、"導電性が高い"、後者は、"強度が増す"という感じでしょうか。

どのような効果を狙うかにより、データベースを構築?メンテナンスする手法に違いが生まれる。

そのような認識を持って頂ければ幸いです。