2015年11月10日
■テレマーケティング市場
2011年度から2016年度までのテレマーケティング市場は、年平均成長率1.7%で推移し、2016年度には7,086億円に なると予測されています(参照元;矢野経済研究所、
コールセンター(テレマーケティング)市場・コンタクトセンター/ CRMソリューション市場に関する調査結果 2014)。
テレマーケティングは、インバウンド(受信業務)、BtoCアウトバウンド(企業から消費者への発信業務)、 BtoBアウトバウンド(企業から企業への発信業務)の3種に区分され、 市場全体ではインバウンドとBtoCアウトバウンドが圧倒的に高い割合を占めています。
一方、ランドスケイプの得意とするBtoBアウトバウンド(企業から企業への発信業務)は、市場規模としては大きくはないものの、矢野経済研究所の調査によると、 「インバウンドとBtoCアウトバウンドの市場規模は、今後マイナス成長になると予測する。 それに対してBtoBアウトバウンドサービスは、テレマーケティング市場の中で、唯一のプラス成長を予測できる市場と言える。」と発表されています。 (参照元;矢野経済研究所、BtoBアウトバウンドテレマーケティング サービスに関する調査結果2011)
■BtoBのアウトバウンドテレマーケティングについて
BtoBのアウトバウンドテレマーケティングは、ダイレクトマーケティングの中で、長い歴史を持つ手法にも関わらず、なぜ今後もプラス成長を予測できる市場なのでしょうか。
BtoBビジネスについて考えてみると、「取引1回あたりの金額や購買量が大きい」、「計画的に購買が行われるため、 購買が安定している」、「需要と価格の連関が低い」といったメリットを持つ一方で、
以下のような難しさがあります。
・営業マンの活動量と質の両立が難しい。
・受注までのリードタイムが長く、継続的なアプローチが不可欠。
・キーマンがたびたび異動となり、コミュニケーションを取り続けることが難しい。
・ニーズやタイミングといった顧客の「声」を収集し、精査するのが容易ではない。
近年ますます競争が激化している日本で、利益を上げ続けるために注目されている言葉の一つとして、「投資対効果の最大化」があります。
人件費の高い『自社の営業リソース』は、"専門性"や"商談スキル"を必要とする「商談・成約」フェーズに集中させ、
「見込み客の発掘・育成」の部分はテレマーケティングで実施するといったように、投資対効果を目的として テレマーケティングを利用するケースが年々増えています。
また、日経BP社が2014年10月に出版した『BtoBマーケティング実践ガイド』にも記載があるように、テレマーケティングを「一時的な案件発掘」(リードジェネレーション)として 利用するだけではなく、 顧客の投資優先順位はいつ、どのような理由で変化するか予想がつかないという理由から、 「継続的なコンタクト」、 「ステータスアップデート」(リードナーチャリング)のために活用する企業も多くなっています。
このように、投資対効果を高めるためにリード獲得のテレマーケティングを実施する企業が増加したこと、 またリードジェネレーション(見込み客の獲得)だけでなく、 リードナーチャリング(見込み客の育成)のために活用する企業が増えているため、BtoBアウトバウンドサービス市場はプラス成長を予測されているのだと考えられます。
とは言え、レスポンスは、『商品力』・『ターゲット』・『手法』のバランスが重要です。
ですので、テレマーケティングのアウトソースを検討する際には、
レスポンスが思わしくない場合には『ターゲット』の差し替えや『手法』に選択にも柔軟に対応できる会社、また次につながる効果測定を行っている会社をお勧めします。
※上記以外のターゲティング(既存客と類似傾向の企業群、市場に強みがある企業群など)も可能です。
ターゲティングは、目的や商材によって異なりますので、お声がけいただければ無料で提案致します。
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