BLOG BLOG Tableau Japan共催/BtoBセミナーTableau Japan社の「Tableau」の使い方とは?~営業現場が「動ける」データ利活用とは?~

2017年08月10日

2017年7月20日、Tableau Japan社、セゾン情報システムズ社、ランドスケイプの共催セミナー。
Tableau japan社の「Tableau」の使い方とは?~営業現場が「動ける」データ利活用とは?~」を実施しました。
以下、実施報告記事となります。

 概 要 


第一部 営業効率向上を実現!分析の精度を上げる為のデータベース構築術とは?
株式会社ランドスケイプ

第二部 全世界57,000社の意思決定をサポートする セルフサービスBI Tableau- 営業現場での実践的データ活用法
Tableau Japan株式会社

第三部 SFA、MAで実現したプロセスをTableauで可視化した、セゾン情報システムズ社の取り組み
株式会社セゾン情報システムズ




 詳 細 

第一部 営業効率向上を実現!分析の精度を上げる為のデータベース構築術とは?
株式会社ランドスケイプ

Tableau Japan共催セミナー

第1部ランドスケイプからは、分析の精度を高めるうえで必要となるデータベースの管理方法について説明しました。

1.分析を行っても成約数が伸びない原因とは?

この原因は分析結果の精度に問題を抱えていると説明しました。
多くの企業は分析の手法などに視点を当てがちですが、この問題は分析の基になるデータの精度が分析の精度に直結しています。
例えば以下の図のような方法を採ってはいないでしょうか。

20170126smn_blg_fg2.jpg

分析のために社内のデータをとりあえず集約させてしまうということです。
このデータ集約によって、データベース内のデータの精度は下がっていきます。
具体的には、表記の違いから重複が引き起こされる、データが整備されていないため、
過去社名、移転前住所など誤ったデータでの分析が進められるといった内容です。

20170126smn_blg_fg2.jpg

翻って、企業の名寄せ・データ整備を行うことで、正しい社名、正しい社数での顧客分析を可能にし、分析の精度をぐっと高めることが可能です。



2.顧客データベースの管理・メンテナンスで分析の精度は上がる!

ランドスケイプでは「LBC」という820万拠点の法人事業所情報を独自に構築しています。
820万拠点の事業所情報データベース「LBC」は、企業の正式社名はもちろんのこと、住所の情報、企業の売上や利益などの属性情報を保有しています。
また、社名変更や合併、統廃合などの変化にも日々対応・更新をしており、各企業のマーケティング分析の精度を高めることに一役買っています。

また顧客データ統合ツール「uSonar」は、事業所情報データベース「LBC」を搭載しており、Tableauをはじめ各種ツールとの連携も可能です。
連携することにより、ツール内の企業情報のデータクレンジング名寄せを行い、常に分析の精度を高めた状態で保つことを実現できます。

20170126smn_blg_fg2.jpg

データ統合ツール「uSonar」に関してはコチラ

第二部 全世界57,000社の意思決定をサポートする セルフサービスBI Tableau - 営業現場での実践的データ活用法
Tableau Japan株式会社 芦谷 隆介 氏

Tableau Japan 芦谷隆介氏

Tableau Japan社からは、デジタル時代のスピードに応える効率的なデータ活用の手法と、BIツールのメリットを紹介しました。

1.Tableau、セルフサービスBIとは?

世界に57,000社ものユーザーを持つTableau Japan社は、「BIソフトウェア」を売る会社であり、「分析カルチャー」を提供する会社です。
Tableau Japan社のメッセージとして、データの分析には、スピードと当事者意識が重要であると説明しました。
例えば、分析依頼を行うなかで、第3者への委託を行うとします。しかしながら、委託をするとまず工数がかかる分、時間がかかり、スピードが失われます。また条件をまとめて依頼をするだけで、依頼者側に当事者意識が欠けていると、分析結果が納品されたときには何を目的に依頼したかの詳細の記憶が薄れてしまっている。まさに分析することが目的になってしまっていることがあります。

セルフサービスBI、「Tableau」はこのスピードと当事者意識の欠如の2点を補うツールです。
安価なコストで、スピード感を持って、シンプルな操作感で分析を実現します。
また、営業状況の可視化ができ、現場の担当者が自身で仮説検証ができる機能を備えたBIツールです。

無料のトライアル・無料ハンズオン、価格についての詳細は以下リンクからTableau Japanのホームページをご覧ください。

Tableau Japan株式会社
https://www.tableau.com/ja-jp

第三部 SFA、MAで実現したプロセスをTableauで可視化した、 セゾン情報システムズ社の取り組み
株式会社セゾン情報システムズ 堀野 史郎 氏

セゾン情報システムズ 堀野史郎 氏

セゾン情報システムズのHULFT事業部ではファイル連携ツール「HULFT」、データ連携ツール「DataSpider」などの企業向けソフトウェアの開発・販売を行なう企業です。 特にCRMに力を入れており、2016年の「CRMベストプラクティス賞」にも輝いた企業です。
今回はセゾン情報システムズ社が2015年にマーケティングオートメーションを導入し、 どの点に注意して利用しているかをお話いただきました。

1.セゾン情報システムズ社のツール導入背景

セゾン情報システムズ社の従来のマーケティング活動は、リード数にKPIを設定しており、 イベントに参加して、何件リードが取れたから成功/失敗といった評価を行っていました。 しかしマーケティング部として、施策が売上貢献に繋がっているかがわかりませんでした。Eloqua内とsales cloud内の企業情報がバラバラに管理されており、施策を行った企業と売上があった企業の照合に非常に労力がかかっていた為です。
これらを報告するためデータ突合を手作業で行っていました。入力元の異なるデータを一つのルールのもとに統合し、 マーケティング活動の受注貢献度を可視化する。 そのためにセゾン情報システムズは 2015年にマーケティングオートメーション「Eloqua」、2016年に顧客データ統合ツール「uSonar」を導入しました。

2.受注貢献度を可視化

eloqua内でナーチャリングを行った企業と、営業部が使用するsales cloud内のデータに、 ランドスケイプのLBCという統一のコードを付与し、一意のコードでの顧客管理を実現しました。
結果、これまで計測の度に3時間ほどかかっていた名寄せ作業はゼロ分になり、 マーケティングの受注貢献度を正確に把握可能になりました。 マーケティングオートメーションは導入するだけでマーケティング施策の費用対効果を可視化したり、受注までのプロセスが最適化できるようになると考えられがちですが、マーケティングオートメーションはツール内のデータが整って初めて効果が出るツールです。

3.顧客の興味に合わせたコンテンツマーケティング実現

ランドスケイプの顧客データ統合ツール「uSonar」から業種、規模等の企業属性情報を自社DBに付与する事で、 顧客のセグメントに合わせたコンテンツマーケティングを実現しています。
また、セグメントに合わせたコンテンツマーケティングの結果分析を、セルフサービスBI「Tableau」で行っています。レポーティングし、施策の結果を目に見える形で起こし、SFA/マーケティングオートメーション、「uSonar」を用いて行った施策を分析しています。



株式会社セゾン情報システムズ
http://home.saison.co.jp/