BLOG BLOG 日立グループ限定セミナー「企業データベースを活用した顧客情報統合ソリューションとは?」

2016年10月07日

2016年8月24日に日立システムズ社、ランドスケイプの共催セミナー「企業データベースを活用した顧客情報統合ソリューションとは?」を実施しました。以下、実施報告記事となります。



概   要

第1部 株式会社日立システムズ
HISYS顧客情報でのuSonar適用事例とHISYS商品とのコラボレーションのご紹介
第2部 株式会社ランドスケイプ
日立システムズと進めている『BtoBマーケティング』とは?


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詳   細

第1部 株式会社日立システムズ
HISYS顧客情報でのuSonar適用事例とHISYS商品とのコラボレーションのご紹介
産業・流通事業グループ 産業・流通インフラサービス事業部 第二インフラサービス本部 前田 貴嗣 氏



(1)日立システムズ社のuSonar

日立システムズ社は、業種・業務に精通した多彩な「人財」が創出するソリューションと、データセンターやコンタクトセンター、ネットワーク、セキュリティなどIT基盤(サービスインフラ)を提供する会社です。今回のセミナーではランドスケイプの顧客データ統合ツール「uSonar」と絡めた日立システムズの各種サービスを日立グループ企業へ案内しています。2015年から日立システムズ社自体も「uSonar」を活用し、マーケティング活動を行っている事もあり、事例を交えた詳細な説明をしていただきました。

uSonarは各種マーケティングツールを導入する際に課題となるデータベースの一元化や更新を得意としたツールであり、以下のような特徴を持っています。



(2)日立グループへのuSonar

日立グループ企業では、多くの企業が与信調査会社のデータベースを購入し顧客マスタの整備を行っています。しかし、顧客マスタ上のお客様情報は日々変化するため、年次で更新される与信調査会社の情報では情報が追いつきません。

顧客データ統合ツール「uSonar」にはランドスケイプが日々収集・更新している企業情報が蓄積されている為、社名変更や合併・吸収・倒産・統廃合といった企業情報の変更も即座に顧客マスタに反映出来ます。また、uSonarは与信の必要のない中小企業、官公庁、病院学校施設といった情報まで保有している為、自社がまだ未取引の企業はどこか、といった市場分析としても活用出来ます。

セミナー内では、uSonarとSFA(営業支援ツール)を連携させ、SFA内のデータ鮮度の改善や、名刺の入力の効率化による営業ペースのアップを図った企業の事例を紹介しました。

日立グループでuSonarの導入を検討している企業は、日立システムズ社にご相談ください。


株式会社日立システムズ
http://www.hitachi-systems.com/



第2部 株式会社ランドスケイプ
日立システムズと進めている『BtoBマーケティング』とは?
営業本部 マネージャー 戸叶 勝利



第2部のランドスケイプの講演では、実際にuSonarを使う際のイメージについて説明しました。

(1)uSonarにできること

uSonarは820万拠点の法人情報を保有しており、大きく3つに分けると以下のようなサービスが可能です。
・セグメント情報付与
・データ生成・入力支援
・メンテナンス負荷軽減
特に今回は二つ目の「データの入力支援」にフォーカスして紹介します。

例えば、Webからの問い合わせや営業の交換する名刺、展示会やセミナーなどのイベントなど、新しいデータがシステムに入ってくる入口は複数あります。このデータベースの入口の段階で、不備のある「汚いデータ」が多いと、日立システムズが得意とするデータ分析や抽出といったデータの活用に関わる工程で影響が生じます。

川に例えると、入力時点を川上、ツールで使う時点を川下。川上の時点で汚いデータが紛れると、川下では分析を行うために毎回整備が必要です。


このデータ入力時点での課題に対し、uSonarでは以下のような仕組みで入力の支援を行っています。
1.WEB入力フォームの入力支援
2.名刺情報の入力支援


(2)-1 データの入力支援

Webからの申し込みを増加させるための施策というとSEO対策に目が行きがちですが、「お問合せページまで推移したのに申し込みが煩雑なため離脱する」という離脱者へのアプローチも重要です。

そこでuSonarの持つ機能として「かんたん登録」という入力支援の仕組みがあります。これは、メール署名欄の自動分割により、フォームに署名を張り付けるだけで所定の項目に署名欄の中身を自動セットすることが出来るツールです。

情報を入力するWebの来訪者は、自身のメールの署名の貼付とそのチェックだけで煩雑なフォームの入力作業を削減することができます。 ランドスケイプのセミナー申込ページ、問い合わせページに実装していますのでご興味があればご覧ください。

「かんたん登録」を資料請求や問い合わせページに設置する事でWEBに来訪している入力者も入力作業の削減ができますが、データ管理者へのメリットもあります。「かんたん登録」を利用するとuSonar上の企業情報とリンクされるため、一度登録されたデータは社名変更や移転といった企業情報のメンテナンスを自動で行う事が出来ます。


(2)-2 名刺情報の入力支援

uSonarにはもう一つデータの登録の支援機能があります。それは名刺の自動読み取り・反映です。「u名刺」という仕組みで、こちらはスマートフォンのアプリケーションになります。OCRで読み取るだけでなく、一度読みとった情報をuSonarから検索し、正規の情報を割り当て、 表記を統一してこれまで蓄積してきたその企業の情報へ新たに紐づけることができます。


(3)まとめ

顧客データ統合ツール「uSonar」はデータの入力支援となる仕組みを複数持っています。いずれもuSonar内の企業情報を軸とし、入力された段階で最新の情報に置き換えて登録し、変更情報があればuSonarから自動修正を行います。このことにより情報取得後の迅速な集計・分析を可能とするだけでなく、集計や分析の為のデータメンテナンスを減らし、コスト削減に貢献します。


顧客データ統合ツール「uSonar」をさらに詳しく知りたい方はこちらから。