BLOG BLOG 「Dynamics 365とuSonarを連携させた使い方とは?」~Microsoft共同セミナー。2017年3月15日実施記事~

2017年03月31日


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2017年3月15日(水)に日本マイクロソフト株式会社、株式会社シーイーシー、株式会社オウケイウェイヴ、ランドスケイプの4社による共催セミナー、「BtoBセミナー 新しいCRM でリードをつくる!~Dynamics 365 と日本最大企業情報データベースが連携~」を実施しました。

第一部『Dynamics 365。他社とここが違う!』日本マイクロソフト株式会社
第二部『Dynamics 365での効率的な案件化のポイントとは?』株式会社シーイーシー
第三部『OKWAVE事例発表』株式会社オウケイウェイヴ
第四部『Dynamics 365とuSonarを連携させた使い方とは?』株式会社ランドスケイプ

以下、実施記事となります。

第一部の内容はこちらをご覧ください。
第二部の内容はこちらをご覧ください。

第三部 『OKWAVE事例発表』株式会社オウケイウェイヴ
エンタープライズソリューション事業部 シニアテクニカルエンジニア 徳竹 信彦氏
第四部 「Dynamics 365とuSonarを連携させた使い方とは?」 株式会社ランドスケイプ
営業部 リーダー 高津哲也

第三部はオウケイウェイヴ社のユーザー講演です。
Dynamics 365ユーザーであるOKWAVEからはDynamics 365の導入に至った経緯と、活用するための課題について説明がありました。
続く第四部ではランドスケイプからはOKWAVEがどのようにして課題解決を図ったかを紹介しました。

Dynamics 365 ユーザー OKWAVE
(ゲストスピーカーとして登壇いただいたOKWAVE社 徳竹氏)

1.OKWAVEのDynamics 365導入

OKWAVEはWebでQ&Aコミュニティの運営・管理を行う会社です。Dynamics 365は法人向けQ&Aシステムの提供を行う事業部で、営業案件の管理や売上見込管理を目的に導入に至りました。

2.活用方法:案件管理としてDynamics365を利用

営業案件の管理の際、付随する顧客情報の管理もDynamics 365で行い、統一顧客データベースとして管理したいという考えを持っていました。この実現にあたりもともと自社で保有している名刺やイベント、問い合わせ由来の顧客情報のほか、新規で入る名刺情報をDynamics 365へ統合することで統一顧客データベースの構築を実現しようとしていました。

3.課題:名刺データの管理

しかし、いざデータ統合が進むと課題が生まれます。それは名刺情報の登録に時間がかかるという課題です。名刺は日々営業が交換してくる為、統合するデータの中でも情報として新しく、登録頻度も高い、重要な情報です。OKWAVEでは名刺情報の登録にあたり、名刺のデータ化の外注、社内システムによるデータ統合、システム部門による人力での精査・修正など、入力工程を工夫し短縮してきましたが、獲得してきた名刺情報のデータ登録には最短でも10営業日かかっていました。

OKWAVE 名刺データ 課題

4.原因:顧客データ整備/企業名寄せ

データ登録に時間がかかっていた原因は、人名や社名の表記ゆれ・社名変更などによる重複です。人の目から見れば一見同じ企業でも、英数字の全角・半角の違いや環境依存文字の違い、略称か正式名称かの差、合併や移転などで社名が変わる場合など、システム上では重複の判断ができないものが多くあります。その為、人の目での確認が必須であり、時間がかかっていました。

OKWAVE 名刺データ 課題

5.解決:uSonarを採用。Dynamics365への名刺データの即時インポートを実現!

OKWAVEはランドスケイプが提供する顧客データ統合ツール「uSonar」を活用し、名刺のデータ化、Dynamics 365への登録を効率化させました。uSonarは820万拠点の法人事業所情報「LBC」を搭載した顧客データ統合ツールです。この820万拠点の事業所情報は日々メンテナンスが行われているデータベースであり、この情報をマスタとして、スキャナーで読み取った名刺情報を正規化させ紐づけることで、名刺情報をCRMと統合します。

またLBCの一意のコードが振られた際に、LBCが保有する最大119項目の属性情報を付与できます。自社の顧客情報に売上、業種、従業員数等の属性情報を付与する事により、自社が得意な規模、業界などのセグメント分析が可能になります。

OKWAVE 名刺データ 使い方 事例

6.セグメント活用:得意業界の横展開を実施!

名刺管理の課題解決もさることながら、企業の属性情報を用いて絞り込み、名刺の情報と取引情報も掛け合わせることによる効率的な横展開も実現しました。

名刺データ セグメント

7.結果:成約数が1.25倍に!Dynamics365とuSonarを連携。

Dynamics 365と顧客データ統合ツール「uSonar」を連携して運用することで、名刺情報のDynamics 365登録に要する時間は、10営業日から即時処理へと大幅な短縮を可能にしました。また、自社が得意なセグメントへの営業活動を集中的に行う事により、新規営業の効率化、既存顧客からのクロスセル数を増やしています。既存顧客からのクロスセル数はuSonar導入後、1.25倍の成果を出しています。

第一部の内容はこちらをご覧ください。
第二部の内容はこちらをご覧ください。


株式会社オウケイウェイヴ
顧客データ統合ツール「uSonar」
日本最大の法人マスターデータ「LBC」/ランドスケイプ