BLOG BLOG 『Google BigQuery Analytics 』の日本語版 出版記念 世界のデータベースマーケティングセミナー

2015年04月27日

営業部の薗です。

4月23日(水)にオペラシティ54階FORTUNARE(フォルトナーレ )で開催した
『Google BigQuery Analitycs』日本語版 出版記念 世界のデータベースマーケティングセミナーの実施報告です。

データマーケティングセミナー


本セミナーは2部構成となっており、1部では、 米国アクシオム社で上級職を務める等、
データベースマーケティングの世界で30年以上のキャリアを持つ Rick Field(リック・フィールド)氏よる『Problems of Big Data 』 --- ビッグデータで生じる問題点 --- を講演いただきました。

リック氏は特に企業の資産である顧客データの品質が重要だと言います。ビッグデータという観点からビジネスの問題を解決しようとする際に、
顧客データの品質について多くの企業が問題として捉えていなかったことが問題となっているという話をいただきました。

ビッグデータ

以下、1部で講演いただいたRick Field(リック・フィールド)氏から日本の皆さんへのメッセージです。
Is a plan in place to deal with this flood of data? Have you requested professional assistance from the outside to insure better possibility of success and have you seriously looked at the benefits of engaging with one of the major cloud services to carefully examine the cost/benefits of moving to a cloud to your business. I firmly believe the real question is not whether you chose to host and manage this data internally or place this data and the required functionalities out on someone else's cloud - it is simply when.

皆さんの企業では、今後も押し寄せ続けるデータへの対応方法は計画されていますか。
データを活用をビジネスの成功に確実に結びつけるために、専門家に相談していますか。

また、今回のセミナーで紹介された、皆さんのコストベネフィットを慎重に考慮したクラウドサービスの活用はどうでしょうか。真剣に検討していますか。

データを社内で管理するか、外部のいずれかのクラウドサービスで管理し必要な機能を使うか、という問いは、もはや過去のものとなりました。

今の問いは、もっとシンプルになりました。それをいつ行うのか。ただ、それだけです。


2部ではGoogleにてBigQueryチームの設立メンバーとして開発に携わりGoogleがワールドカップの勝敗を予測した際の発表メンバーとしても知られる
Jordan Tigani(ジョーダン・ティガニ)氏による『Using Data to Predict the Future』---大量のデータから未来を予測する方法--- を講演いただきました。
ジョーダン氏の講演では《 5 steps to data enlightenment 》としてビッグデータの活用プロセスを5つに分け、氏が行ったワールドカップの勝敗予測を実例に解説が行われました。
その際、Google BigQueryを実際に用いたデモ分析が行われたり、Googleにおけるビッグデータの考え方などをお話しされるシーンもありました。

ビッグデータ,活用プロセス
以下、2部で講演いただいたJordan Tigani(ジョーダン・ティガニ)氏から日本の皆さんへのメッセージです。
The more data you have, the more difficult it can be to understand what it really contains. A new generation of tools, operating over any scale of data, can help you understand your data, no matter how big or small it is. Google Cloud platform includes a number of these tools. If you've waited to embrace the "Big Data" hype, you can skip right to "Anysize Data", which lets you manage your big data using familiar techniques.

活用可能に思えるデータが増えれば増えるほど、どのようなデータが実際にそこに含まれているのかを理解することが困難になっていきます。

その状況を克服するのが、データサイズに関わらず動作する新世代のツールです。

グーグル・クラウド・プラットフォームは、データ量にかかわらず、皆さんがデータを理解する上で役立つツールを提供しています。ビッグデータというコンセプトを前提としたソリューションを待つ必要は、もはやありません。

その次のステージである「"Anysize Data":エニーサイズデータ(いかなるサイズのデータでも)」をコンセプトとした環境で、皆さんがよく知るやり方でビッグデータを管理していくことができるのです。

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本セミナーでは同時通訳で進行し、100名を超えるお客様にご来場いただきました。

世界最先端のビッグデータの実例や分析手法が皆様のマーケティングの"ヒント"になれば幸いです。
月末のお忙しい中、ご来場いただいた皆様ありがとうございました。