BLOG BLOG 富裕層の職業は、オーナーシップ × タレント

2018年07月12日

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 富裕層に多い職業は、どういう職業なのでしょう? 
ランドスケイプが保有する210万件の富裕層データベースでは以下のような順位になっています。
 
1位・・・会社経営者(33.6%)   
2位・・・医師(9.7%)  
3位・・・不動産オーナー(7.1%)
  
 
 このデータを見ると、やはり社長さんはお金持ちなんですね、という話になりそうです。たしかに「社長さんはお金持ち」は、ある意味正しいのですが、それだけでは現代の富裕層を説明することはできません。
 
 ランドスケイプがこれまでに行ってきたアンケート調査やインタビュー調査の結果、会社経営者で富裕度の高い方は以下の1~4にあげたいずれか、または、その2つ以上を兼ね備えている傾向があることがわかっています。
 
1.オーナー経営者である
2.収益不動産、株式を大量に保有しているなど、
 その他の投資収入がある
3.オーナーではないが高額報酬のプロ経営者である
4.経営以外にもプロフェッショナルな技能をもち、
 それで事業を開拓している

 
 特に2.の収益不動産の所有については、富裕度が高い人達では非常に高い確率で所有していると言っていいでしょう。また最近は起業して会社を育てては売却し、売却で得た資金で不動産を買ったり、また新たな事業投資をするケースも多くなっています。収益を生むものに次々に投資していくのが富裕層で、死に金を使わない。お金を休ませず、常に働かせているからこそ、抜きん出た富裕層になっているのです。
 
 2位の医師についても、医療ビジネスのオーナーであるかないかで富裕度は大きく違ってきます。たとえば代々続く医者の家系で、近隣の土地を広く所有する不動産オーナーである。そのテナントからの収益でさらに、新しい事業を次々と立ち上げ経営している。自身は医師であるがクリニックでは医師を雇い、医療系ビジネスで成功し、莫大な富を築き、さらに貸しビルなどの収益不動産を購入。また新しい事業に投資している。このような方は1位から3位の職業をすべて兼業しているわけで、最強の富裕層である可能性があります。実際に私自身このような富裕層を何人か存じ上げています。
 
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 もうひと昔前のように、医者は医者、会社の社長は会社の社長。それぞれの本分をまっとうしていればよい、とは行かなくなっているのが現代です。ひとつの仕事に安住せずに、常に自分自身をアップデートしていく富裕層こそが、継続的に富裕層のポジションを保ち続けています。
 
 メディアが発達した現代では、一つのことを突き詰めた才能はたちまち注目を集め、本人の好むと好まざるに関わらず、プロフェッショナルは「世に出る」ことになります。その才能がたとえばスポーツで、彼または彼女の職業はスポーツ選手であるとします。
 
 有名になったスポーツ選手(職業1)は、多額の契約金を手にし、収入を伸ばし、タレント(職業2)としてテレビ番組に出演し、スポンサー契約をしてCM契約料を手にし、その成功譚を本に書いて(じっさいは自分で書かなくてもライターが書いてくれます)、著者(職業3)となり、本の印税や講演料収入を得る、という流れが一つ考えられます。
 
 その過程で資産管理のアドバイスを受け、地元にビルを買って、レストランを出店し(職業4、レストランオーナー)、空いたテナントを貸して大家(職業5)となることもあるでしょう。
 
 さらに広告代理店からライセンスビジネスの話がきて、自身の名前を冠したブランドやキャラクタービジネスでライセンス収入を得ることがあるかもしれません(職業6)。
 
1.プロフェッショナル富裕層のキャリアパス例
 
職業1.スポーツ選手【契約金、年俸等】
職業2.タレント【CMスポンサー契約料、TV出演料等】
職業3.著者【本の印税、原稿料、講演料】
職業4.レストランオーナー【レストランの収入】
職業5.大家(おおや)業【テナント家賃】
職業6.ライセンサー【ライセンス料】
※【】内は収入源
 
 もう一つ、ビジネスオーナーの例を上げてみましょう。
 
 ビジネスオーナーの場合は本業の企業を上場し、それに集中するというケースも多いかと思いますが、株式投資(職業2)や収益不動産への投資(職業3)は高い確率で実践されています。さらに本業が金融や不動産業の方で、レストランなど、ライフスタイル系ビジネスへの投資をされる方(職業4)や、突出した富裕層では競走馬のオーナー(職業5)になる方も見られます。またオーナー経営者の場合は必ずしもメディアに追い回されたり、「世に出る」ことはないかもしれませんが、自身のビジネスモデルや事業テーマを本にして、自分をブランディングし、講演活動をする人(職業6)も増えています。
 
2.オーナー経営者富裕層のキャリアパス例
 
職業1.企業経営者【役員報酬、配当等】
職業2.株主【配当、売却益等】
職業3.不動産業【テナント家賃収入】
職業4.レストランオーナー【レストラン収入】
職業5.馬主【賞金等】
職業6.著者、講演者【本の印税、原稿料、講演料等】
 
 このように、富裕層の職業は現代では、とおりいっぺんで説明できず、いったいどれが本業なのかわからない、という富裕層も最近は増えています。わずか5年前には影も形もなかったような職業が急に脚光を浴びるのが現代ですから。
 
 まとめるとすれば、富裕層の職業はオーナーシップ(利益を生む事業や株式などの所有)とタレント(他に抜きん出たプロフェッショナルな技能)で構成されていると言ってよいのかと思います。右手に収益を生む装置。左手に才能と技能。このふたつが絡み合いながら動き出したときに、強力な富裕層が生まれると言ってよいでしょう。
 
 
cover photo: Bobby Ford "Owner"  
photo: Axellr Geelen "A day in the life of: heart surgeon"  ※写真はイメージです。
 
NOBLE STATEを運営するランドスケイプでは210万件の富裕層データベースをもとに、クライアントの富裕層顧客分析、ラグジュアリー消費者のネットワークを通じた富裕層サーベイ、デプスインタビュー調査を行っています。詳しくはこちらからパンフレットをダウンロードください。

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