BLOG BLOG 米国視察ツアー

2013年06月21日

ランドスケイプの高岡です。2013年6月9日(日)から16日(日)までアメリカの働き甲斐のある企業への視察ツアー(主催 船井総合研究所)に参加いたしました。マイクロソフト社、セールスフォース社をはじめとしたIT企業及びザッポス、ウォールマート社、キンプトンホテルなどの小売/サービス業を見学してきました。本日は、その報告をいたします。

●視察ツアーに参加した動機について
視察ツアーに参加した目的は以下のとおりです。
1;従業員が会社/業績に対して、コミット(ロイヤリティ及び情熱を持つ。)している原因を観察すること。
2;ランドスケイプがお客様とともにさらに発展していくために、どんな目的で何をするのか?について考察すること。

●視察ツアーを通じて観察できたこと
1;従業員が会社/業績に対して、ロイヤリティ及び情熱を持つ原因
    会社、従業員、そしてお客様の3社の関係をよりよくする具体的な取り組みを観察することができました。
  ・REI(アウトドアショップ)
    採用基準は「アウトドア」が好きであること。
    好きな人は、お客様に対して自然に具体的かつ良心的な姿勢になる。
  ・ザッポス(インターネット/靴小売)
    アマゾンの子会社。お客様が安心して購買できる環境を提供すること。
    具体的には、返品/返金、交換制度を整備していること。
    また、24時間365日コールセンターを運営し、お客様からの質疑、要望
    そして雑談の「相談相手/パートナー/友達の一人」となっていること。
    お客様との絆/感動づくりを重要視していること。
  ・キンプトンホテル
    お客様からの評価/**さんありがとう!を毎週社員に発表し、共有していること。
    接客現場に権限を委譲すること。
    現場は積極的にお客様のモーメント/思い出づくりに励むことができること。

2;ランドスケイプがお客様とともにさらに発展していくために、どんな目的で何をするのか?について考察すること。
     ・お客様のビジネスの発展について関心を持つこと。
  ・ランドスケイプの経営理念、行動規範を理解し、率先垂範すること。
  
なんだよ、2つとも普通すぎる!と思うことかもしれません。そうです。そうかもしれません。しかしながらセールスフォース、マイクロソフトをはじめとするグローバル躍進企業は、この「当たり前」を「徹底」しているのです。業績/パフォーマンスがいいか?悪いか?のみではありません。その達成までのプロセスは経営理念、行動規範に準じているか? について、面談を通じて補正するなど細かいプロセスを大切にしています。

●まとめ
もっとお客様のために会社のために働きたいという情熱をつくる。その結果が更なる自発的行動を生むということ。こうした現場をリアルに感じた視察ツアーでした。ビジネスを徹底的に楽しんで作りこんでいる企業、従業員に多く触れることができました。これは会社が強制できるものではありません。社員の自覚から生まれるものであると考えています。
  ・会社が準備してくれた環境に感謝すること。
  ・その環境下で結果を出すことに頭と体を使うこと。

現地企業の幹部から下記のような意見も聞くことができました。
・問題意識がない、改善に対する自覚がない社員は残念だが出て行ってもらう。または自然にやめていく。

ランドスケイプもそしてこのレポートをご覧になっている皆様方の企業も「営利企業」です。営利企業として、誰に報酬を支払い、研修/機会を提供するのか?今後、益々重要視されてくる時代になるのかもしれません。

お客様のビジネスの発展に寄与する。そのための取り組みを怠らず取り組んでまいります。
引き続きのご指導をよろしくお願いします。

●キンプトンホテル/1980年創業。理念にあった行動をとった社員を毎週表彰。
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http://www.kimptonhotels.com/


●セールスフォース/事業ドメインを明確にし、資源を集中投資。
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(ソーシャルルーム)
http://www.salesforce.com/

●Zappos/アマゾン子会社/10個の行動指針。行動できる社員に徹底的に権限委譲。
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http://www.zappos.com/

●マイクロソフト/評価面談で、行動指針実行可否もチェック。
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(本社シアトル 東京ドーム90個分の敷地)
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(フードコート)