2008年10月07日
久々の更新になり若干緊張しております、調査チームの天間です。
タイトルの"観察する"ですが、アイデアを生み出す為に必要な、"創造力"、
それを発揮する為には、"観察力"が必要であると良く聞きますが、これは簡単そうで難しい事です。
①普段からいろいろな視点からものを見て、感じ、考える素養を身に付ける
②普段から得た情報を元に、アイディアとして発展できる力をつける
③発散したアイディアから、コンセプトを抽出する力をつける
上記に記載した、3点は商品企画やデザイン能力を養う為に必要な能力として、
挙げられるのですが、①からして難しい。
つい最近の講義で、とあるペルソナモデルに基づき、そのモデルが絆創膏を使用する
というストーリーを読み、絆創膏の改善モデルを考えるというものがあったのですが、
ストーリーを聞かなければ、普段の自分では意識出来ない事が多々ありました。
例えば、
絆創膏を使用する際に、指先を怪我していたらカバーがめくり難い(片手だから)
緊急時に使用する物って、通常であればどこに置いておく物だろうか。
上記の2点も、その時になってみなければ気がつき難いもので、普通の観察力では気がつかない
疑問かもしれません。
※ちなみ、北海道出身の私の場合は、絆創膏ではなく"サビオ"と呼ぶのが普通だと思ってました。
今の状態が当たり前だとして、その事を中心に物事を考えてしまえば、本当に使用したい状態での
ユーザビリティーが理解出来ない、そのような事は日常の業務において多々あるのではないでしょうか。
ランドスケイプの主要商材の一つであるLBC。
データクレンジングから、名寄せ、コード化、グルーピング、母数の把握などなど、
LBCが解決出来る事は多々あるのですが、お客様の戦略や戦術のどの部分についての、
何を解決するのかについては、本当に把握しているのだろうかと甘さに気がついた次第です。
データクレンジングが必要な時は、ダイレクトメールを送りたいからなのか、分析する際に欠損データ
を補完したいからなのか、それらを把握していなければ、私たちが当たり前と思っている事の価値が
本当にあるのか、ないのか適切に判断はできません。
観察する=ヒアリングする という事にも繋がるのかもしれませんが、
難しさを認識し、成長する為に必要な行動だと理解し、さっそく実践していきたいと思います。