
10年03月15日
組曲「タルカス」
CEOブログ
昨日は東京オペラシティビルに行ってきました。当たり前のようだけど会社がある15階じゃなくて3階のコンサートホール。タケメモ。
http://www.operacity.jp/concert/calendar/index.php?year=2010&month=3&type=list#14
この日かぎりの「新・音楽の未来遺産」という吉松隆さんの企画によるプログレと東京フィルハーモニー交響楽団との融合。
四曲ですが同伴者を待っているうちに遅れて、こういう時にケータイアポ文化に慣れた人は困りました、携帯電話抑止装置された劇場にはアバウトな待ち合わせ入れないのだから・・
後半の黛敏郎の「BUGAKU」とキース・エマーソンの「タルカス」だ。
「BUGAKU」は一周遅れの先頭のような、既視感と新鮮さの混じった、むしろDTMで聞いてみたいような曲調ですこし長い。 でも1962年作曲なんだから時系列でいえば時代を先行していたんですね。
しかし、これこそメインの「タルカス」は素晴らしい!
原曲はキーボード(ハモンドオルガン、アナログシンセサイザー、グランドピアノ) ベースとヴォーカル、ドラムスと中国ゴングだけのトリオ編成で1971年作曲。 これを吉松隆が2010年に3管フル編成のオーケストラで再編したのでした。とても合う。後半では弦楽器らの弓の振りがどう見ても違う。指揮者も鬼気迫る。
圧倒的な感動で、でもなぜかあっさりと終わりました。ケータイ世代にも楽しめたとは思いますが、残念ながら他の聴衆は圧倒的に私の世代でした・・寂しいです。
http://homepage3.nifty.com/t-yoshimatsu/~data/concert/2010.03.14.html
http://www.cdjournal.com/main/news/yoshimatsu-takashi/28756
吉松隆監修によるクラシック・リミックス・コンサート。「タルカス」のオーケストラ版も!
日本を代表する作曲家、吉松隆が監修を務めるユニークなコンサートが、3月14日(日)15:00より東京オペラシティコンサートホールにて開催されます。
"新・音楽の未来遺産~New Classic Remix~ Vol.1 Rock&Bugaku"と題された当公演は、普通のクラシック・コンサートではありません!
プログラムの中でも注目すべきは、キース・エマーソンの「タルカス」のオーケストラ版。かのプログレの名作をゴージャスなサウンドで堪能できるまたとないチャンスです。また、ドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」をピアノとオーケストラ用に吉松が編曲した作品も披露。これら2曲は世界初演です。
そして、プログレの影響を存分に受けながらクラシックの作曲に身を投じている吉松が作曲した「アトム・ハーツ・クラブ組曲」も演奏されます。カルテット版はサイトで試聴できるので、ぜひ聴いてみてください。
演奏は藤岡幸夫指揮による東京フィルハーモニー交響楽団。現在注目度上昇中の若手ピアニスト、中野翔太も出演します。
クラシック・リスナーでなくても楽しめること間違いなしのコンサート。「なんだかよくわからないけど面白そう...」という気持ちで足を運んでみてはいかがでしょう?
以下に、吉松隆がこのコンサートに寄せたメッセージをご紹介いたします。
■"新・音楽の未来遺産~New Classic Remix~ Vol.1 Rock&Bugaku"に寄せて
文/吉松 隆
このシリーズの裏テーマは「JA道クラシック」。「日本製(JA)」であると共に、お堅いクラシック・ファンからは「邪道」だと後ろ指さされるようなことも敢えてやってしまおうという意味が密かに込められている。
方向性としては2つ。ひとつは、私たちの国の作曲家たちが生み落とした名作と、新しい生まれたてほやほやの作品、つまり日本製の「新しいクラシック音楽(New Classic)」を提示すること。
そしてもうひとつは、本来オーケストラで書かれたものではない名曲(クラシック以外のジャンルも含む)を、「編曲・オーケストレイション」ではなくオーケストラ用に「リミックス(再構成)」し、新しいレパートリーを作ること。
この2つの「JA道」を極める第1回は、東西のビート音楽「ロックと舞楽」をテーマに4曲を取り上げる。
ゲーテやシェークスピアの作品がいかに不滅の傑作であろうと、私たちが「面白そう」と言って手を伸ばすのは、同じ国同じ時代に生きる作家たちの「新しい作品」。それは文学でも映画でも美術でも音楽でも同じはず。
ところが、この「常識」が通用しない唯一のジャンルが「クラシック音楽」。100年も200年も前に書かれたヨーロッパの音楽を繰り返し聴くだけという状況が続いている。これでは100年先の未来はない。
いや、だからといって「現代の音楽を聴きなさい」などというつもりは全くない。ただ、「なんだか知らないけれど面白そう」と思って新しい音楽が演奏されるコンサートに行く。そういう(むかしは当たり前だったはずの)楽しみを、100年の歴史を持つ東京フィルという第一級のオーケストラと一緒に、日本のクラシック音楽界に提供したい。それがこのシリーズに込めたささやかな願いである。「そんなのは邪道だ!」と憤慨しながら楽しんでいただきたい。


