
10年05月02日
コールド・リーディング(おわり)
CEOブログ
私と同じ神戸出身のメンタリストで、メンタリズム・マジックの解説DVDのなかで、スプーン曲げから催眠術をかける方法を述べている。 スプーン曲げとは、別の動作ですでに曲げてあるスプーンなりを、術をかけているときに曲がっていくように見せかける演技のことで何度かの手法がある。 こういうDVDでも暗示のかけ方や相手の心理や個人情報を当てる手法には心理学用語がふつうに登場する。
NLP(神経言語プログラミング)でのラポール、アンカリング、リフレーミングなど。行動分析学でのレスポンデント条件づけ、オペランド。など
これらとマジックのギミックや技法を混ぜて使うと説得力のある術者なら人をだんだん信じさせていく。
たとえば古くから予言者や占い師が使うスワミという手法がある。 相手が話す前に大きな鉛筆で紙に書いたふりをする。相手が悩みを言うと、うなずきながら密かに親指に鉛筆の芯を張り付けて相手に見えないように書く。 これなどはスプーン曲げとは逆の時間差を使った欺き手法。
こういうマジックまがいと心理学を組み合わせて、演技とコールドリーディングを駆使すれば相手は洗脳状態になっていく。 その前段条件に素直で信じやすい客を探すことが重要だろう。 講師や催眠術師やマジシャンは前振り段階で頷いたり目を見開いたりしている「優良客」を探す。
マインドコントロールといえるのだろうが、その段階を考えてみる。
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心理的な傷跡が小さそうな順に並べてきたが、相手を自由に操りたいが、それでもマインドコントロールしようとするのはなるべく物理的・暴力的な手法を使いたくないという「良心」が働くのだろう。 マルチ商法や悪徳商法で四人がけのファミレス席で「対象」を奥の席に座らせ前に説得者(騙し役)斜めに紹介者、対象の横に助手を座らせるというのがマニュアルにあるが、これは心理的な拘束効果を狙っている。
だんだんと製造業や物理学や科学が社会への主導権を失い、実体のない経済や不動産や金融が無力になるとき、心理学が相対的に台頭するのかも知れない。
これらはマーケティングそのものだろう。悪用しなければだが。
(写真はアイソレーション タンクという、濃度ある塩化マグネシュウムで、人肌ほどの30度にヒーターされた感覚遮断のための密閉浴槽。右が蓋で奥が脚。 死海のように浮かび無音で暗黒で無臭。 いつしか錯乱しかねない科学とオカルトの間で朦朧とした領域に)


