2015年12月14日
名刺管理市場の拡がりなど、企業の間では、ますます顧客データ活用が広がっています。
データ活用を広げていく中で様々な企業が必ず課題として直面するものが「データマネジメント」です。
本記事では「データマネジメント」について書いていきます。
JDMC(一般社団法人 日本データマネジメント・コンソーシアム)によると、データマネジメントとは「データをビジネスに活かすことができる状態で継続的に維持、 さらに進化させていくための組織的な営み」のことを言います。
この「データマネジメント」の概念と類似するものとして、1980年代の「戦略的情報活用(SIS)」や「情報資源管理(IRM)」があるため、考え方自体は新しいものではありません。
なぜなら、従来より売上実績などの経営判断に必要な情報、業務オペレーションに必要な情報をタイムリーに把握すること、 顧客データなどを適切に蓄積し資産とすることは、企業の競争力強化にとって重要な課題であり必要性の高い事項だったからです。
近年データマネジメントが大きく取り上げられるようになった背景には、JDMCによると以下の大きな2つの要因が挙げられています。
このような背景から、従来よりもデータマネジメントの必要性が、より高まってきているのです。
膨大な情報を整理し、ビジネスに活かしていくための「データマネジメント」には、①データ品質管理と②データ利活用環境整備の2つの目的と活動があります。
①データ品質管理
企業活動を支えるデータの的確な定義と運用管理を通じて、企業/組織における統一的なデータを意味に持たせて整合性を保たせる活動。
これは、「用語辞書管理」「データ項目辞書管理」「コード体系化/統一」「マスタデータ管理」などの活動がこれに該当します。
いずれも、最初の立ち上げよりも、そのデータの内容やデータ間連携の品質を、長年に渡って維持することの方が難しく、様々な企業で課題を抱えています。
②データ利活用環境整備
現場オペレーション/部門管理/経営の各レイヤーでの意思決定の質的向上や業務効率化、リスク抑制などのビジネスに役立てるために、ダイナミックな利活用が可能な環境を提供していく活動。
これは十分なデータ品質管理がされていることが、この前提です。
活用シーンごとの利用者スキルやニーズにあわせ「ツール環境」だけでなく「公開データの整備」「アクセス権限設定」などの運用ルール整備とその実行が重要です。
とはいえ、どのようにデータマネジメントを継続して行っていけば良いのか。
特に、データマネジメントを行うため必要なこと①データ品質管理
でお困りのクライアントのお手伝いをできるのが、ランドスケイプの
LBC(Linkage Business Code)です。
LBCとは?
日本最大の法人データベースです。
企業の1拠点に1コード付与することで、
全国の事業拠点の把握を可能にしています。
820万拠点を保有していますが、
一般企業のみならず自営業や官公庁、学校法人、
医療法人、公益法人など
全国の事業拠点を網羅しています。
LBCの特徴
1.日本最大の法人データ(820万拠点)を保有
2.企業(本社)に支社・事業所も紐づけられておりグループが分かる
3.ナレッジ(辞書)を活用した高度な名寄せ
4.LBCには豊富な企業属性
LBCは、データマネジメントを行うための高いデータ品質(精度・鮮度・粒度)を維持しています。
毎月820万拠点のデータに対し不着情報・MPS情報反映(随時更新)、コールチェック(毎月更新)を実施。
年間約2000万件の属性項目を更新。日々のメンテナンスの様子も公開しています。
https://usonar.co.jp/aboutdb2_status.html
LBCを使うことで質の高いデータマネジメントを実現可能になり、ビジネスに対し柔軟に活かしていくことが可能です。
またデータマネジメントを行うため必要なこと②データ利活用環境整備でお困りのクライアントのお手伝いをできるのが、顧客データ統合ツール「uSonar」です。
上記の820万拠点の法人データベース「LBC」を搭載したクラウド型のデータ統合ツールであり、
自社の顧客データの品質管理だけでなく、未開拓の企業データまで一元管理することができるツールになります。
https://usonar.co.jp/usonar.html
サービスの実績及び事例、データベースの詳細や、 ご相談など、お気軽にお問い合わせ下さい。
関連サービス
企業情報データベース
データクレンジング(データクリーニング/名寄せ)
顧客データの有効活用(名寄せ+データエンハンス)
顧客データ統合ツール「uSonar」
参考書籍:
データマネジメント概説書(JDMC版)