2013年10月31日
ランドスケイプ営業部の鈴木です。
10月12日~17日まで4泊6日のスケジュールでシカゴに行ってきました。
この期間では、DMA、企業視察、基調講演、展示会参加とタイトスケジュールの中で様々な刺激を受けてきました。
①企業視察
・Epsilon社:CRMマーケティング広告代理店No1企業
②基調講演
・統計専門家ネイト・シルバー氏
・データベースマーケティングスペシャリストのペッグ・ナドラー氏
・老舗百貨店Macy's社のジュリー・バーナード氏
・DMA教育担当のジーナ・スカラ氏
③展示会参加
・Acxiom社
・R.R.DONNELLEY社
・TERA DATA社
・Epsilon社
・Selligent社 を中心にブースを見てきました。
●DMA参加メンバー
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私が印象を受けたポイントをまとめました。
①BIGデータからALLデータの時代へ
現在は日本問わず世界中で、BIGデータをどのように収集・構築をしていくか、分析を行っていくかで
マスメディア上でも盛り上がっていますが、今後はALLデータの時代になっていくようです。
自分達に関わるより多くの情報を中心に集め、莫大なデータを構築していく時代から、
自分達とは関わりがないデータも集め、全ての情報を網羅したデータを作り上げていく動きがあるようです。
今は関係がないと思っていても、どのタイミングで希少価値の高いデータになるかは分かりません。
時代の変化と共に、活用できる武器(情報)を持ち合わせているかどうかが、成長の要になるのかもしれません。
②Coordinateする時代へ
以前、日本の有名企業様の講演会で聞いた話では、
《今までは「Commnunicate」な時代であり、いかに顧客とやり取りをしていくかがマーケティングの中で重要視をされていた。
今は「Connect」な時代であり、繋がりが大切になり、顧客とのリレーションを深めていくことに力を入れている企業が多い。》とありました。
今回未来の話をお聞きした時に、Macy's社CEOは今後は「Coordinate」な動きが活発化するとお話がありました。
顧客データをあらゆる属性で収集し、分析をしていくことで、お客様にあった商品やサービスのご案内を作り上げていくこと。
それが顧客満足度の向上に繋がっていき、リピーター促進に繋がるというモデルがすごく共感出来た点でした。
③顧客の旅
Epsilon社のCMOの方はお客様の動きを旅に例えていらっしゃいました。
【Searching】⇒【Shopping】⇒【Sharing】⇒【Sparking】
まずは何か自分にあった商品(サービス)を探し、それを効果検証もかねて購入をします。
その商品が良かった場合、周りの方との共有する機会があって、その情報(口コミ)が派生していくという流れです。
顧客もこれだけ商品やサービスが多くなり、自分の望んでいる物を探し当てるのも一苦労な時代です。
何かメーカー側もしくは営業担当からサポート出来たら、より親密度も高くなっていくのではないでしょうか。
●Epsilon社CMOとの一枚
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●レスポンスがでるDMの一例です。(顧客一人一人に手書きのポストイットをつけたものもあります)
楽しい充実した時間はあっという間なものです。日本に帰るのが少し憂鬱になるくらい刺激意的な日々でした。
私はまずは、こういった自分で体験してきた内容を、周りの方にシェアをしていき、新しい発見や気づきを共有していくことから始めています。
(帰国後のCRMのセミナーでも話をしたところメモを取る方やご質問頂く方が多かったところでも重要性を感じました)
百聞は一見にしかずではないですが、こういったチャンスがあれば積極的に参加をすることが何よりも大切です。
一緒にいったメンバーとも同じ時間を共有していましたが、感じ方や視点は様々でした。
そういった違いもさらに共有をし、自分の知識、経験値をブラッシュアップすることでさらに成長していけたらと思っています。
このタイミングで参加が出来てとても幸せです。
今後の提案活動にも活かしていきます。