BLOG BLOG アグレックス社共催セミナー実施報告記事。「トリリアム」×「LBC」連携が生み出す最適な顧客情報管理・活用 顧客情報一元管理からマーケティング活用まで可能にする仕組みとは?

2018年12月21日

2018年12月14日アグレックス社共催、【「トリリアム」×「LBC」連携が生み出す最適な顧客情報管理・活用。顧客情報一元管理からマーケティング活用まで可能にする仕組みとは?】を開催しました。

アグレックス社は1965年の創業時より展開しているBPO業務を通し、アナログ⇒デジタル化を推進しており、現在では「データクオリティの向上」として顧客データの整備・活用を軸とした各種CRMソリューションを創出している会社です。

今回はアグレックス社が展開している、データ内の「表記の不統一」や「重複データ」の問題を解消できるデータクレンジング・名寄せツールの「トリリアム」と、ランドスケイプが保有している、国内企業の事業所情報までをも網羅している820万件の法人マスターデータ「LBC」の連携によって生み出される新しい顧客管理について初公開しました。

本記事はセミナーのダイジェスト記事であります。

 概 要 


第一部 株式会社ランドスケイプ

第二部 株式会社アグレックス




 詳 細 

第1部 株式会社ランドスケイプ
「LBCと富裕層データ、属性情報付与によって可能になるマーケティングとは?」

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営業本部 企画グループ 執行役員 長竹 克仁

ランドスケイプは、データベースの観点より顧客データ統合/整備のメリットから、データ活用の手法までを講演しました。

1.顧客データ統合/整備のメリット

顧客データ統合/整備を行うことで、以下の3点においてメリットをもたらすと考えます。

①共有
 顧客データの散在状態の解消により、ツール間や部署間の情報共有が正確になる。
②コスト
 企業重複や、住所、電話番号間違いがなくなることで、二重発送や不着、クレームが減り、無駄をなくすことができる。
③分析・戦術
 統合して顧客を一元管理して捉えることができれば、より正確な顧客分析を可能にし、優良顧客の分析や購買見込みの高い顧客を発見できる。

など、データの整備が実現すれば、多くの可能性が生まれ、今まで無駄となっていた部分を減らすことができます。
しかしながら、「当然整備を行ったほうがいいのはわかっているが、手法が見つかっていない。」「膨大で手が出せない。」「そこに割く人手がない」など、手が出せない理由は様々あるかと思います。
なぜデータ統合や整備は難しいのでしょうか。

2.データ整備、いざ取り組もうとすると...。

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上図のような要因がもとで、データは汚くなり、いざ整備しようという際にもこれらの問題が壁となって行く手を阻みます。

現状何件のデータが汚くなっているのか、自力で行った際にどれくらいの時間がかかるのか、取り組む前に見当もつかない状態のため、途方もなく手が出しにくい領域にあることも多いです。

今あるものを直すにも、直した後の永続的な精度維持に関しても人の手では限界があります。そしてその件数が多ければ多いほど、その工数や手間はますます計り知れません。

3.データ整備のポイントと維持の方法

データ整備に取り組む際に最も良いタイミングと、その後の維持のために欠かせないポイントがあります。 タイミングは、基幹システム刷新時や管理ツールの導入時です。 こうしたタイミングで、自社内のデータベースを見直し、整備をすることで、ツール導入初期から、キレイなデータベースで新しいツールの運用を開始することができます。

そして、永続的なデータ精度維持のためには運用を自動化することを推奨します。 問い合わせや名刺、日々の営業活動記録など、データは常にあらゆるところで生成され、蓄積されていきます。こうしたデータを人の手を介さずに、自動で整備する仕組みをあらかじめ整えておくことがポイントです。 最も早く確実な方法は基準とするデータベースを整え、構築することです。

すでにツール導入から時間が経っており、すでにデータが汚くなっていても、辞書のように基準とするデータベースを構築できれば今からでも整備は可能です。 次のパートでは、外部データの利用について紹介します。

4.LBC、富裕層データベースとは

データ整備のベースにするデータの採用は、自社の用途にあった情報が含まれているデータベースを選定することが重要です。 どのような用途で、データベースを整えるかで、採用するデータの粒度や範囲が変わってきます。まずは導入前に目的を固めておくと良いでしょう。

ランドスケイプでは、国内企業を事業所情報レベルまで網羅した日本最大の企業情報データベース「LBC」を構築しています。

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最新の情報はもちろんのこと、過去の社名や過去の住所情報まで含めて管理をしているので、たとえ昔の社名や住所情報からでも、最新の企業情報に更新することが可能です。 また、資本出資の関係もわかるようにグループで階層的にも可視化できるように構築しているのも特徴の一つです。

この網羅性を活かしたデータベースを分母に、高精度な企業情報の名寄せ・データベースクレンジングを実現します。

また法人情報のほか、9,500万件の個人情報データベースも保有しています。各種公開情報を組み合わせ、独自のロジックで明らかにした富裕層をあぶり出すことが可能です。 例えば、自社で保有している個人のデータベースに富裕層属性を付与し、購買力のある方はどの方であるのかを浮き彫りにします。

従来スポット処理にてデータクレンジングを行っていたものが、今回の「トリリアム」との連携によって、永続的な運用及び整備が実現しました。

データベースの詳細は当社ホームページをご覧ください。

国内の法人事業所の情報を網羅!「LBC」についてはコチラ
富裕層マーケティング用データベースについてコチラ



第2部 株式会社アグレックス
「トリリアム×LBC連携が実現する最適な顧客情報管理とその活用事例」

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ビジネスクリエーション事業本部 ソリューション営業第1部 遠藤 亮宏 氏

1.法人情報の整備は難しい

昨今のデジタル改革に伴って、「ヒト」「モノ」の動きに関連するデータが爆発的に増えている現状は想像に難くないかと思います。 そんな中求められる要素は「深い顧客理解」です。企業がひとりひとりの顧客とより密接な関係を構築し、顧客とのありとあらゆる接点や顧客の体験を「データ」により掌握する必要がございます。「Know your customer(顧客理解)」を実現するためには「Single Customer View」(統合された顧客ビュー)という視点で、顧客情報を一元的に統合管理する仕組みの構築が必要となります。 そのような背景から真のニーズを捉えるためのシステム基盤が求められています。

そして、ビッグデータがもたらす価値や可能性はこの先企業が発展、生存していくためには欠かせないものばかりです。

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2.データ活用の課題と解決策

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上記の図のように、データにおける課題は企業によって様々であり、顕在化しているもの、していないもの含めて、挙げるとキリがない状況です。

そのような中で、「データ活用」の課題は、「データ品質」・「データ統合」の課題と依存し合う関係で、データを活用の目的次第で「データ品質」、「データ統合」の方針を定めていく必要がございます。また、品質・統合の方針を定めていく上で、企業様では以下のような課題をお持ちです。

主な品質課題3点
①表記がバラバラ(検索で拾いきれない、重複し同一顧客が捉えきれない)
②旧社名・旧事業所がそのまま(郵送物の不着や、営業リストとして使えない)
③企業合併への対応(取引情報を正確に捉えられない)

主な統合の課題2点
①データの分散管理(更新情報が行き渡らないため、顧客情報の最新化ができない)
②データ重複(表記違いなどのばらつきにより、顧客の正確な状況把握が困難)

そこで上記のような課題を解決すべく、「表記の不統一」や「重複データ」の問題を解消できるデータクレンジング・名寄せツールの「トリリアム」と、ランドスケイプが保有している、国内企業の事業所情報までをも網羅している820万件の法人マスターデータ「LBC」の連携によって生み出される新しい顧客管理の手法を紹介しました。

3.「トリリアム」×「LBC」

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トリリアムは住所・姓名などの辞書を搭載したデータクレンジングと、顧客の要望・目的に合わせた柔軟なマッチング機能を元に、約200社様のデータ品質・統合の課題を解決してきました。

今回、法人事業所データベース「LBC」を辞書として活用し、国内企業の情報を事業所レベルまで網羅的にカバーし、従来のトリリアムの名寄せ・データクレンジング機能に付加価値として「企業情報最新化」を実現します。

さらにLBCの特徴を活かし、グループ企業情報の把握、売上情報や法人番号の付与を通し、最適な企業情報管理やマーケティング活用を支援します。

また、ランドスケイプは法人データベースだけでなく、富裕層データベースも保有しているため、トリリアム内の個人情報に富裕層属性の情報の付与も可能にします。

トリリアムについてはコチラ
https://www.agrex.co.jp/page/trillium

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富裕層マーケティングやシニアマーケティングに関する情報は、
以下のNoblestate.comに移管しました。
https://www.noblestate.com/
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