BLOG BLOG 「爆買い」と「シニア」。「2大」市場を押さえる! 1

2015年12月16日

11月10日にJTBコーポレートセールス社と共催セミナーを行いました。JTBコーポレートセールス社講演分の実施報告記事となります。 (ランドスケイプによる100兆円シニアマーケット攻略はこちら



1.訪日外客マーケットの規模は?

1)2015年 2,000万人を突破?!

2015年1月~9月に来日した外国人観光客の人数は約1,450万人と、既に昨年1年間の訪日者数を上回っています。 その国内旅行消費額は2.6兆円で、年間では3.5兆円に達する見込みです。 外国人観光客の2015年年間見通し人数ですが、約2,000万人に達肉迫するとみられています。 訪日外客マーケット、すなわちインバウンド市場の成長性は著しいです。
企業にとって、この訪日外客マーケット/インバウンド市場をどのように開拓するか?は、業績を拡大していくにあたって非常に大きなポイントであり、 今年に入ってからは活発な動きをみせており、JTBコーポレートセールスにも多数お問い合わせをいただいております。

2.訪日/中国客の「爆買い」のメカニズムとは?

中国 インバウンド


訪日客の中で今年もっとも多いのが中国人です。2015年1月~9月の9ヶ月間ですでに380万人を超えており、年間で500万人を突破する見込みです。 ニュースならびに新聞で「爆買い」という言葉を非常に多く見かけています。さて、この気になる「爆買い」はどのようなメカニズムで生まれているのでしょうか?

1)「爆買い」のメカニズムとは?

爆買いは、3つの要素が働くことによって発生していると考えることができます。

1.円安
2.日本製品への憧れ(購入意向)
3.中国の社会習慣

中国社会では人間関係は重要で、親族・知人からの依頼は断れません。 日本製品への憧れもあり、日本への旅行の際には自身の買い物に加え、親族・知人からの買い物依頼、親族・知人へのお土産と購買量が増加します。これが基本的な爆買いのメカニズムです。

2)「爆買い」の行動パターンとは?

「爆買い」のメカニズムで説明した通り、知人ならびに友人から頼まれた消費行動が存在します。 これらの買い物情報は、「買い物リスト」として整理され日本国内に持ち込まれます。企業としてはいかにしてこの「買い物リスト」に自社製品を載せることができるかがポイントとなります。

中国人 爆買い


3.JTBコーポレートセールスが支援する「インバウンド」対策とは?

JTBコーポレートセールス社では、中国人観光客とビジネス上の接点をつくる支援を行っています。 すでに企業では、2016年2月の春節に向けた準備を進めています。
さて、インバウンド対策を行うときには下記の3つのポイントで展開することが有効です。

1)旅マエ

旅行する前、すなわち計画をしている段階でブランドや商品を認知させることうが重要です。 JTBグループでは、SNS、口コミ、テレビ番組などのメディアを活用して、企業のブランディングや販路拡大を支援しています。

2)旅ナカ

訪日中国人観光客は個人旅行の割合は少なく、団体旅行割合が高いのが特徴です。 団体旅行客の旅行中の自由時間は非常に少なく、自由に買い物ができる時間も限られています。 JTBグループでは、訪日観光客が宿泊するホテルを活用し、商品サンプリングや宿泊施設周辺の観光マップの作成・配布を行っています。

3)旅アト

中国人のリピート、すなわち2回目の来日割合は3割近くと年々増加しています。 旅行中や旅行後にSNSで情報が拡散され、次に日本にやってくるであろう予備軍の方々へ口コミで情報が伝わっていきます。

これらのインバウンド支援に加え、外国人スタッフの店舗への派遣支援や、免税書類作成サービスなど受入整備の支援も行っており、 メーカーを中心に今年は数十社の企業のインバウンド案件をお手伝いしています。

JTBコーポレートセールス社 講演
<問い合わせ先> 
JTBコーポレートセールス プロモーション事業部 志村
TEL:03-5909-8439



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